ずっと日本で頑張るっていうのは違うんじゃないかって思っててね。何か世界にいつも目を向けていたいっていうのがあって、そういうものを忘れるっていうのは自分をごまかしてるんじゃないかと思ったわけ。知ってると思うけど、かつてオフコースで海外進出を試みかかったことがあって、ま、それは、いろいろな事情があって中途半端な形に終わっちゃったんだけど、今でもあの時の事はあのままにしておきたくないっていうのがあってね。そういうこだわりを捨てない意味を含めて、そういったタイトルをつけてみたんです。海外進出はオフコースで試みた時よりは、今の方がよい条件が揃ってると思うよ。たとえば、ワールドミュージックっていうのも、そういう状況から出て来たものだと思うし…。でも海外のことを考えれば、やっぱりこっちでダメなものは向こうでもダメだって思う。日本で売れないから海外へ行こうとか、そういうのって違うんじゃないかな。そういう意味で、いつも日本で頑張りながら、いつも世界を意識している。ニューアルバムの『Far East Café』や自分のレーベルに「Little Tokyo」とか、そういう日本を意識したタイトルを付けたのも「極東のちっぽけな東京で俺たちは頑張っているんだぜ」って言うこだわりと思いを込めてみたんだ。