小田和正に質問!
作品への想いや日常、人生観に至るまで、
「小田和正」に多面的に触れることができるQ&Aコーナーです。
音楽
Q.小田さんの活力のみなもとは何でしょうか?
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A.やっぱり「良い作品」が出来たなっていう…もちろん自分で作っているんだけど、こんな作品に巡り合えたっていうような、もちろん万人が同じように感じてくれるとは決して思わないけれど、自分の作品が好きな人はきっと気に入ってくれるだろう、喜んでくれるだろう、と、ずっとそこを目指してやってきたから、「よし!また頑張ろう!」って繋がっていけるんだよね。
Q.この仕事をやめてしまいたい、と考えた事はありますか?
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A.やめてしまいたい…ねぇ、本気で考えたかどうかはわからないけれど、「もういいかな…」って思った事はあるかな。何を創って、何をもって「完成」させるのかっていうのがね?漱石だって「明暗」の途中で終わっちゃったわけじゃない?だからはなはだ曖昧な事だと思うし。黒澤明も「まぁだだよ」で終わって…。「人生」に対してのブックエンドはあるけれど、作品に対しての「ブックエンド」はなかなかないからね。「私はもう完成しましたから、作品はもう創りません。」って、文楽が高座で話を忘れて、喋れなくなっちゃって「また勉強し直して参ります」って降りて、そのままもう上がらなかったんだけど…。身体が動かなくなったという理由で終わっていくのも自然なんだろうけど、どうやって線を引くのかなぁって思うよね。(北野)たけしが相変わらずスゲェ勢いで作品を作り続けているじゃない?でもそのひとつひとつの作品に対する「必然性」をどう自分につけてるのかなぁって思ったりもするんだよな。思いついたものをどんどん作り続けていくっていうのも大切なことだとは思うけどね。モーツアルトとか、クライアントからの発注を受けてどんどんと作っちゃうっていうのもねぇ?俺の場合は、自分で、自由に発想してやってるから、ふっと立ち止まっちゃうと逆に理屈ばっかり先に考えちゃうし…。見る前に飛べ!考える前に動きだそうよ!って事が一番自然な事かもしれないしなぁ、ついつい考えてしまいますね。
Q.小田さんは詞を書いたりしていて、英語だったら”You”は”You”だけど、日本語は「君」だったり「あなた」だったり、いろんな言い方があります。言葉の使い方っていうか、そういうものはどういう風に思いますか。
A.アメリカでプロジェクトをした時に、Randy(Goodrum)とかに歌詞を書いてもらって。なんだかんだ言いながら「日本語ではどういう意味なんだ?」「これこれこうだ」「ああ、わかった」ってすぐわかっちゃうんだけど(笑)、自分が思っているようなニュアンス…深さっていうのがどうにも出てこないんだよね。ちょっと偉そうだけど、”You"もただの”You"じゃないものを英語にした時になかなか届かない。これは頼んでいちいち直すよりも、英語がつたなくても自分で書いたほうが伝わることもあるのかもしれないと思って、それで挫折したんだよ。結局そういうことを獲得できるのは帰国子女とか、そういう人たちからアーティストが出てきて、日本語でしゃべるより英語で表現できるっていう人が成功するのかなって思って距離を置いちゃった、というところもあったんだ。ただ、Carpentersとかの詞を書いていたJohn Bettisとやった時は、ちょっと深さがあるような気がしたな。まあ、あれも中途半端にしちゃってるけどね。そういうものをまとめる機会があればと思うけど、その作業をやるより、新しい曲を一曲でも書いたほうがいいのかなとも思ったり、まぁそんなキチキチに新しいもの新しいものって頑張る必要もないのかなとも思ったりするし…。質問からちょっとそれちゃったかな。
Q.「あなた」「君」。曲により表現の仕方が違いますが、その使い分けの理由を知りたいです。
A.それは歌った時の雰囲気ですな。陽水(井上陽水さん)なんかも「あんた」とか、女言葉で自由に使ってるじゃない?ああいうのいいなぁって思うよね。でも、今さら俺が「あんた」とか言って歌ったら、皆んな困っちゃうと思うけど、すごく雰囲気が広がるじゃない?もう「僕」とか「君」の世界じゃないんじゃない?とか、昔はうるさく言ってくるヤツが結構いたんだよ(笑)
Q.曲作りの達成感は、どんな時に実感されるのでしょうか。
A.仮歌を歌って、初めてプレイバックした時に…「あっ、良さそう!」って思えた時だな。もちろん「ダメだなー」って思う時もあるけど、これで頑張れば、なんかいい曲、自分の納得できる曲になりそう!って垣間見えた瞬間だね。
Q.NHKの「100年インタビュー」でも語られていたと思いますが、100年後まで残しておきたい曲というのはどんな曲ですか?
A.残しておきたい曲っていうより、そういうのは自然と残っていくものでしょ。それが歴史っていうものなんだと思いますね。もちろん書くほうは、できるだけ時代というものに翻弄されたりしないものを書きたいなって思ってやるんだろうけど、それを選んだりしていくのは一般の人たちだから。その人たちの心を通って濾過されて届いていくものだと思うからね。「残す」っていうような、そういう力んだものではなかったけれど「普遍的」って言葉は常に浮かんでたような気がするかな。話はちょっと違うけれど、昔、CMで歌うだけのやつとかいろいろやったけど、「商品」というより、その会社の「企業広告」みたいなものを頼まれたかったと思っていたことはあったんだよ。そういう依頼は、自分の存在意義っていうか、そういうのを認めてくれたんだっていう証だと思ったからね。もちろんそんなニーズが全くない頃の話だけど(笑)。
Q.以前、NHK-FMで鈴木(康博)さんが小田さんの作った好きな一曲として「ひとりで生きてゆければ」をリクエストされていましたが、小田さんの鈴木さんのいいなぁと思われる一曲を教えてください。
A.ヤス(鈴木康博さん)の曲は、なんと言っても「でももう花はいらない」だなあ。自分の中では「僕の贈りもの」とブックエンドみたいに対になって全体の物語を構成しているみたいな、そんな存在だった。幅があって、みんなも好きな曲だったんじゃないのかな。
コンサート
Q.ツアーの「御当地紀行」の撮影で一番ピンチだったことはなんですか?
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A.やっぱり「収穫がなかった」って時は暗くなるよね。でもおかしなもので、「ネタがないぞ」っていった最悪の時でも、一生懸命繋いでみるとすげーウケたりするものがあるんだよ。そういうことが何回かあって。みんなに笑ってもらえれば嬉しいことだけれど、そもそも笑わすことが一番の目的じゃないからね。「御当地紀行」の一番の目的は、地元の人と触れ合うってことで、そこがうまくできなかった時がピンチになるわけで、ところが触れ合わなくたって、そこにいるっていうことでも触れ合ったことになるんだっていう。一生懸命その土地を歩けば、そこにいろんなものが待ってるっていうことだね。
Q.ツアーの「御当地紀行」でたくさんの場所に行かれたと思いますが、そこで怖い思いをしたことはありますか?その時、どんな対処をしたのでしょうか。
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A.怖いのね…。さちゅう(東北地区担当・ギルドネクストの佐藤さん)と一緒にボートに乗った時かな、あれはみんな大笑いしてたけど結構危険だったよね(笑)。「やべぇ、これひっくり返ったらどうしよう?」って思ったし。俺はほとんど泳げないから…まぁボートに掴まって浮いてることはできると思うけど、さちゅうは大丈夫なのかな?とか(笑)。船と言えばもうひとつ…渡月橋のなんだっけ、嵐山のところでボートに乗ったら漂流しちゃってさ(笑)
水の勢いがすごかったんだよ。そうしたら段差があって、そこでガーンとぶつかったら、係りの人が一生懸命ボートに乗って助けてくれたんだけどさ。その時も一瞬「やべーどうすんだ?」って気持ちになったね。
Q.小田さんにとって、私たちファンの存在というのは、どういうものですか?
A.何でしょうね(笑)。いないと困るし。よく思うのは、ファンがいなくなったら辞めてしまうのか、数が減っていったら辞めてしまうのか、あるいは関係なくある続けていくのか、そういうことを考えたりすることもあるけど、結局結論を出せないままいるよね。王選手がホームランを30本打てなくなったら辞めるとか、まぁ王さんに限らずスポーツ選手はみんなそうだと思うんだけど。ファンの人の存在っていうのが、そういう指標になるのかどうかって…、周りの人たちが、いや、続けることが全てだよ、って平気でそういう無責任なことを言う人もいるけれど。でも、ファンの人たちが存在する、しないでは、やっぱり全く違うよね。やっぱり、曲を書くっていうことは、聴いてもらおうと思って書いてるわけだから、その相手がいなくなったり、減ったりするということは寂しいことだから、聴いてくれる人が一人でも多くいるってことは、作り手としてはすごくうれしいことだと思うよ。それが、どのくらい数になったら、辞めちゃおうって思うのかっていう、そのあたりは一番わかんないところだね。
Q.2時間のコンサート移動、飛行機、電車、車、で移動するとしたらどれを選びますか?
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A.電車です。
Q.コンサートで訪れた場所の中で、お気に入りの御当地メニューはありますか?
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A.当地の食べ物って言っても、いわゆるグルメの人が好むようなものじゃなくて、観光地の屋台で売っているようなものがやっぱり一番で、例えば北から行くと…クラーク博士の銅像がある羊ヶ丘のソフトクリーム(笑)。札幌行ったら、なんとか羊ヶ丘行ってソフトクリーム食べようって思うからね。でも、本当は同じなのかもしれないけど、ソフトクリームっていうのは微妙な食べ物で、その時の牛乳の鮮度とかで味が変わるからさ。とにかく最初に行った時のソフトクリームがもう本当に美味かったんだよ。まぁ数えきれないくらい行きましたね。それから秋田の海辺の土産物屋に入ってたおっさんが作ってた稲庭うどんが…それもすんげー美味かったんだ。俺は本来、わかめとかあんまり好きじゃないんだけど、あそこのうどんに入っていたわかめは美味しくいただきましたね。とにかく感動的に美味かったね。おっさんに「いやあ、美味かった!」って言ったら喜んでたけどね、本当に。あと印象に残るものとしては、なんと言っても横浜の三渓園のお汁粉ですよ。あそこのお汁粉はお餅焼いてないんだよ。何回言ってもお餅焼いてくれないから、あれは相当ポリシーがあるんだね。「お餅焼いてないんですけどいいですか?」って言われたし(笑)。オレは焼いてこがしたのが好きだけど本来は焼かないのかな。白玉は焼かないじゃん。だから焼いてないのが正道なのかなって思うけど、でもやっぱり香ばしい方が美味しいから。あと、安倍川の…あそこの店なんて言ったっけ?「石部屋!」。そこで食ったワサビ餅!ワサビ漬けじゃなくて、普通のワサビをすって、すぐ醤油。その柔らかい安倍川餅がこれがもう…俺のご当地グルメの中ではナンバーワンになるくらい絶品だったね。もう見た瞬間に、ああこれは美味いなってわかるくらい。この前のツアーの時も行ったんだけど閉まってたんだよ。あとは…名古屋の熱田神宮…あそこのきしめんはまぁ絶品っていうことはないと思うんだけど…行くタイミングがちょっと夕方の…雰囲気が良くてね。
あと太宰府天満宮の「梅が枝餅」も食べるなぁ。「梅が枝餅」って、どうしてあんな美味いのかなって思うくらい美味いんだよ。たいてい太宰府行くからね、そうすると最初の坂上がって行くところで「梅が枝餅」を買い食いして、その奥に行ったところに茶店があって。そこで、うどんだ…あれ丸天うどんっていうの?あのてんぷらとか言ってるけど…あれ、てんぷらじゃないんだよ。さつま揚げ。その店でうどんの前に必ず「梅が枝餅」をサービスしてくれるんだよ。うどんだけ頼んで、それで「梅が枝餅」出されて、「ああ、いつもすいませんね~」なんか言っちゃって(笑)。…もう無くなっちゃったけど…なんといっても博多の「ちんや」、女将が待っててくれるからね。とにかく店中で歓待してくれるから。いつもみんなで美味しい牛肉をたっぷり頂きましたね。
Q.御当地紀行で小田さんが「よーし!よーし!」と言いながら、動物をワシワシ触ったり、餌をあげたりするシーンが微笑ましくて好きなのですが、今まで触れ合った中でお気に入りの動物、これから触れ合ってみたい動物など教えてください。
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A.お気に入り…。飼うのは大変だろうけど、やっぱ大きい犬はかわいいよね。飼うの大変だから、よその家の犬を触ったり(笑)。沖縄の首里犬(笑)、あれはよく覚えてますけど。あと博多の先の島に行った時のウサギ。微妙に噛みつきそうで怖いんだよね。油断すると噛まれるわね。ウサギいっぱいいたね~。
うちの実家では必ず大か猫か、鳩も飼ってたよ。うちは変わってて、おふくろの田舎から親戚の人が、なんだか知らないけど猿を連れて来たり(笑)。猿も2匹飼ってたんだよ。どういう経緯か覚えてないけど、すずらん通りっていう商店街に面してそこに猿小屋を作って入れてたから、近所の子供たちがいつも集まってたね。でも店の宜伝になってもいなかったけど、そういうことが親父は好きだったのかな。これから触れ合ってみたい動物とかは機会があれば何でも。ただ…蛇とか…横浜の何とかっていうところで蛇をこう首に巻かれたりして...ああいうのは覚悟を決めても気持ち悪いよね。爬虫類はちょっとやばいな。
Q.コンサートで小田さんが着用しているTシャツが、ず~っと気になっています。どうやって調達したものなのか、是非教えてください。
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A.あれは、「あそこの店のあれね」ってならないように、Tシャツのここのところを切って、こっち側に縫い付けたりとか、そういうことをやってるから…大変ですよ。オリジナルですね。スタッフパスみたいなのがプリントされてるデザインもあったりしたよね。
Q.全国各地の”階段”を上ってきた小田さん。心に残る階段ベスト3はどこですか?
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A.階段ベスト3!ってすごい質問だね。まぁ心に残る階段のナンバー1は、なんてったってこんぴらさんだよな。あとはどこどこっていうのはなかなか言えないよなあ…2位は…ゴンジ(キョードー北陸後藤社長)のところの…戸隠神社か、やっぱりあそこが2位になりますかね。戸隠神社は、そんなに階段数はないんだけど、階段上がるまでが長くて堪えるんだよね。
Q.ツアーで行かれてプライベートでも行きたいと心に残っている場所をひとつあげるとするとどこですか?
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A.ひとつ…?。たくさんあるよ。御当地紀行で行ったところは、もう一度行ってみたいと思う。思いつくままだと…やっぱ明治村、隣の犬山城、あわじ花さじき、この前初めて行った錦帯橋、神戸摩耶山のオテル・ド・摩耶、淀川、観光客少なめで函館山、羊ヶ丘のソフト、小岩井農場ね、走らないで中田島砂丘、渡月橋、なんと言ってもこんぴらさん、宮島、広島マリーナホップ、太宰府、沖縄は座喜味城、で静岡の蓬菜橋、それから美瑛とかね。
Q.さいたまスーパーアリーナ公演の階段での転倒!その時の心境をお聞かせください。
A.また、すごいこと思い出させるね。ただ、あれは一部の人しか知らないんだよね(笑)。
あれはヤバかったね。実は、その時ちょっと足が疲れていて、自分の感覚の中ではちゃんと階段分だけ足が上がって越えているつもりだったのが、上がりきれてなかったんだな。それで、つま先が「蹴上」に当たって右肩が回転して「ヤベエ、一体オレはどう落ちて行くんだろう」っていう予想のつかないような転び方して、どこを打ったんだっけな…?打ったのよ、強く。肩じゃないな、足だ!脛なら我慢できるけど…とにかくね「ヤベエ!こりゃ救急車ってことになるかも」くらいの衝撃だったんだよ。何も支えられないところに落ちていくみたいな。そうしたら、足を捻ったけど止まって、その時はもう早く起きあがらなきゃと思って、とんでもないことが起こっちゃったっていうことをお客さんに見せちゃいけないなって思って。起きられたからそのまま続行しようとしたんだけど、すごく痛かったんだよ。でもほとんどの人がその状況を分からなかったんじゃない?転んじゃったから、フレームアウトしたんだな。
ま、いつか世に出ることがあるかもしれないね(笑)。それにしてもあれは本当にラッキーだったよ。自動車事故じゃないけど、ひとつ間違えたら本当にヤバかったからね。あれからすごく気をつけるようになったね。
Q.ライブでマイクを向けて歌った人の中で、印象に残るのは、どのような人ですか?
A.やっぱり印象に残るのは子供だよな。歌詞の意味なんてよくわからないで歌ってるんだろうな?親が聴いていたのをそばで聴いてて覚えたんだなって思ったりするけど、歌が伝わっていくというのはそういうことでもあるしね。もちろん歌詞の意味を理解して受け取ってくれる大人も嬉しいけど、意味もわからないながら一生懸命歌ってくれてる姿を見ると、この子達は、この場面をどんなふうに思い出すんだろうなって思ったりしてさ。
映画
Q.映画「緑の街」がBlu-ray化されましたが、率直な気持ちを聞かせ下さい。
A.この映画がもうスクリーンで上映されることが無くなるんだな、という寂しい気持ちと、劇場に来れなかった人にも観てもらえる機会が作れたという気持ちと半々ですかね。
Q.「脚本」と「演出」、どちらが楽しいですか?
A.僕の場合、強いて言えば脚本の方でしょうね。ただノってきた時だけですけど(笑)
Q.小田さん自身、映画はやっぱり「監督のもの?」それとも「関わったみんなのもの?」ですか?
A.僕は、皆のものであって欲しいし、関わった皆は、なんとか「自分のもの」にするべきだと思います。ツアーと同じですね。
Q.最近気に入ってる女優さんを教えてください。
A.僕は、ジュリア・ロバーツは好きですよ。日本の女優さんっていうと、若い子はもう全然わからないな。
趣味・スポーツ
Q.ご自分で料理はしますか?得意料理があれば教えて下さい。
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A.大学の時以来していません。
Q.昔、まだ小田さんが鈴木康博さんと2人で活動されていた頃(1977年頃)に、インタビュー記事に以下の内容が載っていました。大学時代、同じ下宿のお友達に食べさせようと夕食にタケノコご飯と茶碗蒸しを作ったそうです。早く帰って来ないかとずっと待っていてもなかなか戻らず、やっと帰ってきたお友達は、酔っ払って帰宅し、その時小田さんは世の奥さんの気持ちがわかった気がしたというエピソードが載っていました。それを読んだ当時、随分手間のかかる献立で本を見て作られたのかなと思いました。これまで作られた中で、美味しくできたお料理は何ですか?得意なお料理はありますか?
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A.その一年間は代わりばんこに自炊をしていたけど、美味くできたことなんて、なかったんじゃないかな?お袋に聞いて、そのタケノコご飯も酢豚も作ってみた。タケノコご飯は簡単なレシビだったから、作る作業はそんなに難しくなかったんだけど、なんかちょっと淡泊過ぎたっていうか。味が薄かったことを覚えてるなあ。同級生が酔っぱらって帰って来た時は、もう腹立って腹立って(笑)。そいつは飯も食ってきちゃって。言ってあったんだよ、今日はタケノコご飯作るからって。そうしたらさ、「いいよ、食うよ」とか言ってさ(笑)。それで、「食うよ」「いいよ、食わなくても」って、そういうやり取りをしたことまで覚えてる(笑)。得意な料理は無いし、料理をしたのはその一年間だけだな。とにかく、腹を減らして帰ってくるから、早くできるものを作って。でも一日1人100円の経費。そうするとね、豚100グラムで丁度100円、肉屋の小母さんが脂を取って量ったりしてくれたりして、結構よくしてくれたんだ(笑)。野菜の相場とかは天気に左右されんだなってことも知って、世の中のことが分かったような気がしたり。まぁ料理って本当に、何をどう触って、いつ火を点けて、ハイできたみたいなイメージ、全くないわな(笑)。
Q.好きな食べ物は、どんなものですか?
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A.好きな食べ物?.そりゃおいしい物ですね。果物とか、好きだけどね。そういえば、新聞に“若者の果物離れ”みたいなこと書いてたけど、若いひとは果物とか好きじゃないのかなぁ?オレは果物は好きだなァ。あと炊き込み御飯とか、麺類とか、パンとか。嫌いなものは生ものですね。フランス料理も(笑)。
Q.好きだった、または思い出に残る「おふくろの味」は何ですか?
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A.それはいっぱいありますね。レパートリーはそんなになかったけど、ウチのおふくろは料理うまかったからね。皆にはわかりにくいかもしれないけど茶粥とかね。でも、ウチは商売やってたから、夕飯をおふくろが作ったっていう記憶がほとんどないんだよ。その分、おふくろは毎日、弁当を作ってくれたんだよ。食べ盛りだから、どうやって量を詰めるか、っていうのでとっても苦労してたけど。という事で、おふくろの味は、弁当だったな。
Q.最近気に入っている食べ物は何ですか?
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A.もう、ピザは食べ過ぎましたからね(笑)。嫌いじゃないんだけど。事務所でレコーディングをやってる時は、ピザと中華、お粥とか、大体その繰り返しで、それでもほとんど飽きずに食べたられたから、そういうのが好きなんだろうね。毎日でも、俺はいいけどね。
Q.お肉とお魚料理、どちらが好きですか?
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A.魚はあまり得意でないです。
Q.ラーメンは、醤油、塩、味噌、とんこつ、どれが好きですか?
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A.とんこつはダメです。
Q.おうどんの具は何がお好きですか?
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A.「力ウドン」すなわち「チカラウドン」。あとは竹輪の天ぷらも好き。それから…「吉そば」(立ち食いそば店)のもんばかり出てきちゃうな(笑)。あとは生姜天?生姜天って滅多に無いけど、かき揚げもいいっすね。あと…四国の丸天。それから天満宮の…あれも丸天?いっぱい好きなものがありますね。
Q.大阪の粉もんは好きですか?
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A.焼きそばとかは好きなんだけど、お好み焼きとかそば焼きとか豚平焼きとかあるじゃない?あれがあまり積極的じゃないっていうことが俄かに判明してね。パンケーキは好きだけど、お好み焼きはそんなに積極的じゃない。
Q.外食は好きですか?また、飲み会は?
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A.結構、億劫です。
Q.小田さんはお酒が強いと聞きましたが、どのくらい飲めるのですか?また、好きなお酒はなんですか?
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A.ゲッ?!僕は強くないですよ。弱くもないですけど、うんと弱い人よりはそこそこ強いんだろうけど。銘柄も問いません、僕は。もう、皆でワァーツと騒げればいいという、ね。ただ日本酒はダメでしょう。特にお燗したやつはもうムッときますからね。だから、焼酎のお湯割りもダメですね。この、口際というか、いきなりムッとこう、むせちゃうでしょ?この前もどこかで冷酒が出てきて、まぁ冷酒だったら、ちょっとぐらいナメても、まぁいいかなっていう程度です。冷たい方が飲みやすいしね。フローズンマルガリータとか、キツイけど、あれは飲んだりするな。ツアーなんか言ったら、若い時はもうあればっかりだったからね(笑)。特別好きなわけじゃないけど、楽しく盛り上がれるからね。
Q.前の日に全てを忘れる程、お酒を飲んだ事ありますか?また、酔うとどうなるのですか?
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A.ないです。陽気になります。以前はよく寝ました。
Q.小田さんが「コーヒーが好き」なのは存じておりますが、その「コーヒー」について教えてください。どのような豆がお好きで、どのように煎れて、砂糖やミルクなどをどれくらい入れるのがお好みなのでしょうか?また、一日にどのくらいコーヒーを飲まれるのでしょうか?
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A.コーヒーは、基本的に酸味が強いのは好きじゃないんだけど、酸っぱくても煎れたてだったら美味しいかなっていう、まず、煎れたてに越したことはないですね。煎れた直後の、一杯目っていうのが好きですね。二杯目からはもう味がガクンと変わるからね。それが本当のコーヒーの味だ、とか言う人もいるんだろうけど、俺はそんな通じゃないから(笑)。基本的にはブラックを飲むことが多くて、ちょっとしんどいなって思う時にミルク入れたりする程度。それも年に2、3回じゃない?ブラックがキツいなって思う時は、カフェオレだね。量については、日によるからね。普通の、よく飲んでるなって人くらいじゃないですかね。砂糖を入れるってことは基本的にありえないね。キャラメルみたいな味になるもんな(笑)
Q.女性の好み、あえてお聞かせ下さい。グラマラス系とスレンダー系、どちらが好きですか?
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A.そんな贅沢は言えません。
Q.女性の「料理」の才能、「掃除」の才能、どちらかひとつならどちらを求めますか?
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A.「掃除」でしょう。
Q.ひとつきで何冊ぐらい本を読まれますか?
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A.ツアーの時以外あまり読みません。数えたことはないですが、年に20~30冊くらいですかね。同じものを何度も読んだりもします。
Q.印象に残っている「本」を教えてください
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A.「漱石の思い出」という本を読んだんだけど、漱石が亡くなっていくところをけっこう細かく書いてあって…。で、ちょうどその頃、漱石が書いていたのが「明暗」っていう小説で、だから、シンクロしていくわけだよ。漱石が「明暗」を書いている時に、それを看病しながら「漱石の思い出」を書いているという…。それが結構面白くて…まだ、ちょびちょびしか読んでないけど、それ、新聞に連載していたから掲載されていた量で区切ってるから読みやすいし、
どの文章にもそこに必ず行間があるんだな。それがやっぱり、才能であり、センスだったりするんだと思んだよ。そういうのに気がつかずに読んでる人もいっぱいいたと思うけど、その行間が与えるものが、やっぱりあれだけのヒット作家だったんだろうな、って思うんだよね。吉本ばななさんも、よくこういうことを思いついて書くな、って感じるところがあるけどね。
Q.影響を受けた本ってありますか?
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A.やっぱり、また漱石に戻っちゃうけど、「こころ」とか。若い頃に読んだのは、読むと全部、自分が主人公になったみたいな気がしちゃうじゃない?だから、有名な作家一人につき一作でいいから、いっぱい読んでみようと思って。「罪と罰」とかさ、長かったけれどそういうのを読んでいると、自分がラスコーリニコフになったり、みたいなね(笑)。そんな感じだったなぁ。読んでいる時は、いつもそんなふうに影響されているんじゃないのかな?最終的に今の”人となり”は何によって影響されたか?っていうのはわからないけれど、でもやっぱり、一番自分に影響を与えるのは、周りの人間じゃないのかな。ドストエフスキーだろうが、夏目漱石だろうが、そういうのからは、違う意味のパワーを与えられるんだろうけど、現実にそばで生きている人間、例えば長く付き合ってくれているイベンターのひとりから「頑張りましょうよ!」って言われた時に、頑張れたりするわけで。やっぱり、同時代に生きている人たちはとても大事だよね。
Q.今まで見たマンガで一番面白かったものは何ですか?
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A.それは難しい質問ですね~。単に面白いっていうものは一杯あったけど…やっぱり手塚治虫は凄いって思いますね。テーマといい、筆力といい、描いている量といい、モノ凄いって思いますよ。ただの娯楽作品のようだけど全てに思想があるからね。あと弘兼憲史さんが描いてるものも絵が丁寧だし、ちばてつやも。そう、…あとね『イチノセキケイ』(一ノ関圭さん)っていう…この人は何年か前のビックコミック大賞をとった人で、ほんとに、めちゃくちゃ絵が上手い人なんだよ。話もシャープだし。弘兼さんにも聞いてみたんだけど、やっぱり凄い漫画家だって…。男か女かも、居場所も解らないような人らしいけど…。
Q.よく読まれている作家とかいらっしゃれば教えて下さい。
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A.藤沢周平の時代劇はとっても面白かったけどね。めちゃくちゃ面白いんだよ。彼の本はほとんど読んだかなぁ?これがねぇ(笑)俺は時代劇なんてほとんど興味が無かったんだけど、元気がない時に彼の本を何回も読んで勇気づけられたっていう人の話を聞いて、時代劇で?どういう本なんだろう?って思って、それでツアーの最中に読んでみたら、ただの活劇じゃなくて、すごく情感があって。いわゆる大衆小説で、ここまで普遍的な情感を出せるのかって感心しちゃってさ。彼の作品はとっても面白かったなぁ。
Q.小田さんがゴルフを始められたのはいつのことで、何がきっかけでしたか?また、初めてラウンドした時のスコアはいくつでしたか?スタートの第1打目は緊張しますか?
A.ゴルフを初めてやったのは大学に入ってから、(高校で)野球やってて卒業したばかりの頃かな?同級生みんなで河川敷のコースへ行こうって、冷やかし半分で行ったんだよ。その時、俺、池が越えられなくて、いくら打っても池に入るんだよ。(笑)。で、暗くなっても、何回も(コースを)廻ろうって言うし…。で、池のところはボールも無くなっちゃうからパスして、だからスコアにならないぐらいのゴルフだったよ。その後、大学卒業してから同級生に会社の人と行くけど一緒に行かないかって誘われて、前の日に練習場行ったりして、藤沢のパブリックコースへ行ったんだよ、わりといいコースで。そこで、早く打て、早く打てって言われて、すげェ頭にきたこと覚えてるな(笑)アプローチしても(グリーンに)乗っている人は俺がいつまでも乗らないとイライラするじゃない?オマケに雨だし、ろくなクラブセットでもないし(笑)。それがすごく屈辱的だったんだよ。それが本当の意味で初ラウンドで、(ハーフで)70くらい打ったんじゃないかな。そんで30(歳)くらいになってから、レコード会社のプロデューサーに、面白そうだから一緒にやってみようって言われて、真剣にやるようになったんだよ。当時はゴルフ場の取り方も解らなかったから、誘ってもらえるのをひたすら待ってたって感じ。
(スタート第1打目は)緊張する時もあれば、ほとんど緊張しないこともある。ただ、出演したテレビ(「岡本綾子のスーパーゴルフ」他)でも緊張して失敗したっていう記憶がないから。俺の場合はどちらかと言えば、人に見られてた方が上手くいく?どちらかと言えばそっちの方なのかもしれないね。
Q.今までやったことのないスポーツの中で、やってみたいものはありますか?
A.やってみたいっていうか、すごいな、って思うのはやっぱりボクシングですね。これはもう、スポーツとは呼べないかもしれないけど(笑)スポーツの王様というか、結局、やるかやられるか、っていう…。殴り合うんだからね?殴られないんなら、やってみたいなっていう(笑)。
Q.野球で、本音で、自分が打ちたい打順、守りたいポジションは?
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A.3番でサードというのはあります。が、気楽にセカンド6番みたいのでいいです。
Q.スキーとスキューバダイビング、挑戦するとしたらどちらを選びますか?
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A.スキーです。
Q.ゴルフ漫画はみますか?
A.読みますよ。「風の大地」でしょ。コンビニで買ったりしてね。あと、なんだっけ?そうだ「あした天気になァれ」だ。その二つぐらいかな。
Q.新車を購入する時の決め手は何ですか?
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A.そりゃもう普通の人と一緒だよね。居心地がいいっていう。デザインとか外側を見るよりも中に入って座ってる時の感じの方を優先するかな。あとは音楽環境は大事だから。やっぱり車の中で聴くことが多いからね。だからその時に「低域がないなぁ」とか、そういうふうになるのは嫌だよね。
Q.ドライブに出かけるならば、海と山とどちらに行きますか?
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A.行く相手によりますからね。皆でワイワイ行けるなら、どこへ行っても楽しいからね。強いて言うなら「海」かなぁ…昔、みんなで海行って…その仲間とはキャンプしたり、どこに行くにしても必ずギターとか持って行ってたんだよ。最近はそんなこともなくなっちゃたけれどね。
Q.好きな草花を3つあげて下さい。
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A.え~?そんなのはわかりませんよ。でも「紫陽花」は嫌いですね(笑)。雨を感じるからね。富良野とかは綺麗だよね。「つつじ」も咲いてると綺麗だしね。
Q.ペットにするなら「犬」と「ネコ」とどっちですか?
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A.「ネコ」はほっといてもいいからねぇ。「犬」は散歩とか連れてってやらないと可哀相だし、それも面倒臭いけど(笑)。基本的に自分が世話をしないならどっちでもいいかなぁ。でも「ネコ」の性格の悪いのはちょっと…まぁそれはそれで可愛いんだろうけどさ。飼っていた「ネコ」が2匹いて、こんなに違うのかって思うくらい全く対照的な性格でね(笑)。甘えて媚びてくる「ネコ」がいいのか?って問われると決してそうでもないし。膝の上とか乗ってるのをどけるのも可哀相だからって思っちゃう性格だからさ。ふて腐れて愛想のない「ネコ」を「この野郎!」ってかまったりするのも嫌いじゃないし(笑)。でも昔は「犬」の方が好きだったかなぁ…まぁどちらとも言えないね。
Q.お好きな芸人さんはいらっしゃいますか?
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A.芸人っていうかわからないけど、大泉洋くんは…俳優?あの人は面白いね。
やっぱり才能があるよね。
サンドウィッチマンも好きですね。この前、NHKに収録に行った時に、たまたまサンドウィッチマンの楽屋があったから、こんな機会もないと思って、彼らは気さくそうだから…好きだっていうのを伝えようと思って楽屋をコンコンってしたんだよ。それで、楽屋に入ったら中に富澤くんしかいなくて、ちょうど昼寝してたみたいで寝ぼけて慌てているところに「ファンです。頑張ってください」って名前も名乗らないで出たから、あとで「さっきへんなやつが来たぞ」って言っていたと思うんだ(笑)。知らない人が勝手に入って来たからびっくりしていたと思うよ(笑)
生活
Q.京浜急行線、横浜駅の浦賀方面1番線ホームにある「健康がすべてではない、しかし健康でなければすべてがない」という小田薬局の広告コピーはどなたが考えたのですか?
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A.知らない(笑)。まだあるの?あれ。
Q.人の名前を覚えるのは得意ですか?
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A.全然ダメです。もう、それは人一倍ダメです、並外れて(笑)。
Q.小田さんにとって、日本的なこととは何ですか?
A.質問があまりにも漠然としてるからどう答えていいのかわからないけれど、文化とかいろいろなことがあるじゃない?…例えばアメリカへ2週間ぐらい行って、帰ってきて人の顔見た途端に、あっ、日本人だ、日本に帰ってきたなって、日本人の背丈とかさ?それが一番かな(笑)。普段生活している時、テレピのくだらない番組や政治家とか見て、ああインチキだなって思う時にすごく日本的だなって思うし、スポーツを観てても、なんかアメリカがやったらすぐに真似したりすることが多いじゃない?伝統とかそういうことよりも、そういう上滑りした日本の感じが日本的だっていう印象が強いかもしれないかな。
Q.「大阪は異国という感じがする」とコンサートのMCで言われたことがありましたが、どの辺が「異国」なのでしょうか?
A.それは大阪以外の人だったらわかると思うんだよ。喋ったりする声とかでかいじゃない?(笑)自分が言おうって決めたことは必ず言うようなところが、異国の感じが(笑)。もちろんそうじゃない人もアベレージでいると思うけど、普通の会話でも漫才みたいに感じたりするじゃん?(笑)。
Q.もし時間を自由に操れて、どんな時代にも行けるとしたら、どの時代に行ってみたいですか?そしてどんな人に会いたいですか?
A.それはどのって特定はできないけれど、織田信長に会って、「あ、あなたが信長さんですか」っていうね(笑)、それだったら信長でもさ、聖徳太子でもさ、徳川家康でもさ、ま、それは有名じゃないとしょうがないけど、松尾芭蕉でも誰でもいいわな?「あ~、いたんですね」っていう(笑)。そういうのが誰でも面白いと思うんだよ。歴史上でそんな有名な、ね?多分、顔なんかのイメージでもだいぶ違うだろうし。信長の話にしても、「このウツケモノ!」とか言われて、突然、汚い恰好してお城へ来たり、きっといろいろあるんじゃない?エピソードが。本当にお前そうだったのか?っていうような、どれだけ尾ひれついてるかわからないじゃない?そういうのを確認してみたいよな。テレビだの映画で見るような、ネ口(ローマの皇帝)とか、昔のキリストの頃のローマ時代とかそういうものの台詞まわしとか。大体が英語喋ってたわけじゃないんだからさ。どんな言葉でどういう喋り方してっていうのわからないじゃない。前にも何かで話したんだけど、俺が白楽天の墓の前に立った時に、それがとっても感動的だったわけ。ああ、白楽天、いたんだっていう、この人いたんだ、本当に墓があったんだから。漢文なんて、もうおとぎ話みたいな世界だったわけ。それから孔子だの、子、曰く、なんて言ってさ、はい、この人がこうしたんですよって紹介されたらさ、あ~、いたんですか、みたいね?要するに、ただただ勉強しても、架空の人間みたいに聞こえちゃって、確かに、ここにいたんだなって。そういうのが誰でも面白く感じちゃうんだよ。とりわけ、誰に興味があってってこととかは、あんまり歴史に詳しくないけれど、モーツァルトとかバッハとか…。あのアマデウスってモーツァルトじゃないわけだから、ただの人だと思うわけよ。俺の中ではどんな人もね。もちろん、アインシュタインみたいにとりわけ何かに優れてたり、特にすごい"ひらめき"のあったりする人はいるんだろうけど、その人は空を飛べるわけでもないし、超能力持ってて物を動かせるわけでもないし、普通の人なわけだから。もちろん、いい曲も書いたりするけど、そういう能力が優れていただけの話だからさ。モーツァルトと普通に飯を食ったひとがいるわけじゃない?全然普通の人でモーツァルトと一緒に飯食った人がいるわけでさ(笑)。有名でも何でもない人がモーツァルトを知ってて、後々(モーツァルトが)すごく有名になることも知らないし。アマデウスって言ってた奴がいるわけだよね?日常的に。で、アマデウスに野菜を売ったオバさんもいるかもしれないし。そういう形で接してみたいっていうさ。だから、ニクラウス (ジャック・ニクラウス)って神様みたいに思っている奴もいるけれど、普通にバナナ食いながら歩いてるんだよ、ゴルフ場で。あ、ニクラウス、バナナ食ってるんだな、腹が減ってるんだなって(笑)
Q.特に予定のない日の小田さんの行動は?いったい何をされているのですか?
A.特に予定のない日っていうのがほとんどないんだよ。詞を書いたり…なんとか一行でもできないか、っていつも思ってるから。だから、あぁレコーディング全部、今日で終わったなぁ、っていう次の日から何日間かとかね、そういう時がもう…試験が終わった直後みたいで最高じゃない?答案用紙返してもらう前の(笑)あの感じはもう、ね、最高ッス!だから、レコーディング終わった直後とかは、最高だね。
Q.私は、小田さんの何事にも挑戦する前向きな生き方が好きですが、どうしてもこれだけは挑戦したい(やりたい)ということがあったら、教えてください。
A.新しいことで?新しいことって、今のところ思いついていないけどね。結果だからね、これは。たとえば、まぁ、小っちゃい時から映画音楽をやってみたいなとか、そういうのはあったけど、映画を作るっていうところまでは全然考えてなかったし、そういう経験もしてこなかったし。で、ある時、そういうチャンスがあったから。チャンスがあった時は、ケツ叩いてでもやろうっていう意志がないとダメだからね。見送って、後悔したこともあるからさ。キャディなんかも、あ、面白そうだなって、前に思ったことがあったから、今回、よし、やろうって。そんな風に一線を越えた時って、躊躇している時とは全く違う世界だからね。やるって決めたからには本当にいろいろなことを覚悟して臨まないと、全部が自分の計算できないことだけで構成されてるっていう世界になっていくから。でもやっぱり、やらないよりはやった方がずっと良かったし、それが支えになっていくんじゃないかな。例えば、学校の時のキャンプだって、辛いし、眠いし、寒いし、と苛酷なだけなんだけど、帰ってくると絶対、あぁ、行って良かったなって思えるからさ。そうすると、その思いを頼りに行くっていうか、ね?あぁ、行かなきゃ良かったなぁなって思うことは、まずないから。それを信じて。だからそういうところに出発点があるんじゃないのかな?これからどういうことが待っているのかわからないけど、風当たりやリスクを含めて冒険に近いものがあるんでしょう。
Q.小田さんは英語がペラペラですが、いつ、どこで、どうやって覚えたんですか?ちなみに私は英語は全くダメです。
A.全くダメですって言ってる人が、そういうの聞いてどうしようっていうんだろうね(笑)。先ず俺はペラペラじゃないっていうこと。俺の高校は英語教育にすごい熱心だったからね。もう一日2時間は英語で、一週間毎日っていうくらい英語があって。でも、文法とかそういうのばかりだったからね。先生も外人ばっかりだったし優秀な学校だったからね。でもヒアリングとかは全然上手くできなくて、俺はレコードを外人が歌ってる通りに、どうやって真似して歌うか、それを一生懸命、小学校、中学校、高校ってやってきたんでね。でも、学校に行って、それっぽく発音すると何かスカしてる、みたいな感じになって「あいつはスカしてる」って思われちゃったり…。だから、喋るってことに関しては、すごく奥手だったかな。それで、大学の時に交換留学生が来て、俺の下宿に泊まる機会があって。1対1で外人と一緒にいたのはその時が初めてかな?その時、俺の英語は、すごくカタい文法通りの英語で、そういうことにすごく囚われていたんだよね。そういうことばっかりが頭の中で渦巻いていて、すごく足引っ張ったんだよ。それで、初めてBill(Schnee)とかSallie(Billの奥さん)と会った時に、何でそんなに難しい単語知ってるんだ?とか、またとんでもなく難しい言葉使ったとか、そうする度にSallieに冷やかされたりしてね(笑)。
で、つくづく思うんだけど、フルートを毎日吹いていた時に、なかなか鳴らなくて、ある日、あ、なんか今フルート吹けそうだなって思った日があったわけ。で、やってみたら見事に鳴ってね、低い方まで。フルートって低い方はなかなか鳴らないんだよ。でも急に吹けたわけ。それで英語も、さっき話したように、知らないひとと喋るのはすごく苦手だったんだけど、アメリカに居た時、新しいひとと接触していくうちに、ある時、急に喋れるようになってね。必要に迫られて、どんなに七面倒臭いことでも仕事だし、自分の言葉で(英語)説明しなくちゃいけないからさ。レコーディングで、あ、違うなって思いながら演奏されてるの辛いじゃない?で、彼らに「ちょっと違うんだ」って言うと、「オゥ、どこが違うんだ?」ってすごく聞いてくれるわけ。そこではっきり言わないと、進んでいっちゃうからね。それがすごく大きかったんじゃないかな。そういう時、英話が流暢な日本人がいても、楽なんだけど頼り切っちゃうから上手く進まないわけよ。だから、1対1で正面から長いコミュニケーションをするようなことなのが、すごい大事なんじゃないかな?とにかく喋り始めちゃうことなんだよね?。“I think.”でも、“You know?”でもいいし。もちろん勉強しないとダメだけれど、必要に迫られるっていうことも大事なんだね。
Q.今までにもらったプレゼントで、印象に残っているものはありますか?
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A.いや~何だろうね。プレゼントで印象に残ってるものはあんまりないんだけど、小っちゃい時に、無線のロボットが欲しいって言ったら、無線の自動車を買ってくれたわけ。ただ、線が無いってことが大事なのに(笑)買ってもらったのには線が付いててさ。それがすごく厭で、それだったらいらないくらいだったんだ。リモートコントロールなんだっていう、それがすごく欲しかったのに。ウチは基本的に何にも買ってくれなかったんだよ。欲しかったらちゃんと言いなさいって言うんだけど、言っても言っても買ってくれなかったんだよ(爆笑)。「嘘ついてんな?」なんて思ってさ(笑)それで、その時もクリスマスか何かだったと思うけど、何が欲しいんだ?って言うから、そのリモートコントロールの、線が付いてないやつなんだよって、さんざん説明したんだよ。にもか関わらず線が付いてたからさ、もうほんとに最低だったんだ。それが子供にとってどんなに大事かってことを理解してない。親父は気がつかなかったんだろうね。とりあえずはそれで遊んだんだけど、そのヒモ見ると頭にくるわけ(笑)。それか一番、印象に残っているな(笑)。
Q.小田さん流のストレス解消法がありましたら、ぜひ教えてください。
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A.昔はストレスとかあまり感じなかったんだけどね。ゴルフとか、スポーツ関係じゃないですかね。スポーツをやってる時の一瞬一瞬は、いろんなことから離れていると感じるからね。でも、ストレスを解消しよう、とは日常的に思ってないなぁ…。ストレスって言葉を使うようになったのも最近じゃない?昔は“気分転換”って言ってたじゃない?(笑)俺は、あまり必要なかったからね。レコーディングをやってたりしても「完成」するっていうことで「解消」されるからさ。たとえばアルバムとか作っていて、やった!終わった!って作り終えた時の感動っていうか、ストーリーが終結していくっていうこと、それだけで充分だったけどね。まぁ、最近は、結構淡々としちゃってるんだけどね。
ストレスの解消法っていうけど、嫌なことだったら、もうやめるしかないんだよな(笑)。気分転換は時に必要かもしれないけど、基本的にストレスがたまるような状況に自分を置いちゃいけないということじゃないのかな。
Q.お風呂は好きですか? よく歌詞とか考えていると聞きますが?
A.ハァ~ってリラックスするという…。説明がつかないけど、要するに、頭も身体もほどけちゃうからね。歌詞を考えていても、いろんなことを気づかせてくれるっていう、どこか解き放たれて自分のことを客観的に見えるようになるんだろうね。
Q.プライベートで出かける時は変装したりしますか?
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A.しませんよ(笑)。
Q.地下鉄やバスなどに乗られることはあるのでしょうか?小田さんがそんな場に出現したら大騒ぎになってしまうでしょうけど。
A.いや、皆が思うほど大騒ぎになるなんてことはないと思うよ。昔は、学生たちの団体に見つかったりしたら大変だったかもしれないけど。彼らは大声出したりするじゃない?今は…気がつかれればサインとか、そういうのはあったりするけど。そんなに「ワァワァ」騒がれるような状況じゃないです。以前、京浜急行に乗った時はとっても新鮮だったよ。周りの景色が変わっていたりするから、時々乗りたいな、とは思うけどね。
Q.視力はいくつですか?
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A.計ってないけど・…今は、1.2とか1.5とかじゃない?遠くは見えるんだよ。近くはもうひどいよ。もうほとんど見えない。
Q.朝起きて、まずすることは何ですか?
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A.朝起きて…新聞を見ることかな。
Q.夜、眠る時は何を着て寝ますか?
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A.パジャマですね。
Q.美容院と理髪店、どちらが好きですか?
A.どちらが好き、ねェ…。いつも行くのは美容院。床屋は何年も行ってないからわからないな。基本的に両方嫌いですね。
Q.Tシャツとポロシャツ、どちらが好きですか?
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A.どっちも同じようです。
Q.靴下をはくのは好きですか?
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A.場所によりますね。裸足でいいところは、はかない方がいいし。でも、寒けりゃはくし。夏はいいけど、冬はやっぱり冷えたりするからね。
Q.ファッションでこだわっている点はありますか?
A.やっぱり、歳相応っていうことじゃないでしょうか。歳相応と、似合わないものはやっぱり着たくないっていうね。やっぱり、溶け込んでいるのがいいんじゃないでしょうかね。
Q.入浴時間はどれくらいですか?
A.それはもう、まちまちですね。サウナがあれば、30~40分くらい入ってるかな。サウナだけで20分は入ってるからね。数詞を考えてる時とかは特に長くなりますね。
Q.ツアーの時、小田さんはバジャマを持参しますか?それともホテルに備え付けの寝間着を着るのでしょうか?
A.持参していますね。ホテルに置いてあるあのバスローブっていうのもうまく使えないよね。あれを着て水分を吸収させてからパジャマに着替えるわけでしょ?身体がビショビショのままガウン着るっていうのが、どうも居心地がよくないんだよ。しかもどう考えたって似合わないでしょ(笑)。
Q.デートするとしたら、どこに行きたいですか?
A.デート?自分であれこれ段取りしないでいいようなところがいいんじゃないでしょうかね。この後どこへ行って、とかね。どこでメシ食ってとか、あそこは混んでるからこうだとか、そういうのをわりとまめに出来るひと、いるじゃない?そういうことは考えないでも自然とこうするしかない、みたいな流れがいいんでしょうねぇ。なんかちゃんと考えてくれてない、とか言われないで、相手もそれで充分OKで(笑)っていうようなのが、僕はいいと思います。
Q.東京、または横浜で好きな場所はどこですか?
A.東京はあまりよくわからないですね。横浜…今の逗子はすごくいいけどね…。やっぱり学校とかに行くと、やっぱり、あそこですごく護られていたんだろうね。僕はあの空気感とあの環境っていうのが、自分にとっては良かったんだろうね。一番好きかな。
Q.まったく何もしなくていいオフの日があるとしたら、何をしていますか?また、一ヵ月間オフだったらどう過ごしますか?
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A.オフってことはあまり考えたことないからなぁ。きっと、思いついたことをどんどんやるとか。そんなようなことだな。ストレス発散とか?きっとみんなが考えてるような環境じゃないから。何かから離れて一ヵ月、っていうようなことは、あまり思わないんだな。
Q.好きな色は何ですか?
A.好きな色っていうのは無いっすね。強いて言えば、たぶんブルー系が好きなんだろうね。
Q.UFO、宇宙人、幽霊の存在を信じますか?
A.宇宙人っていうのはいるでしょ、そりゃあね?だって、銀河系みたいなのが無限に存在している以上は、人類が遭遇するかどうかっていうのは別にしても、可能性は無限大にあるわけで。。幽霊はちょっと信じがたいものがあるかな…死んだら終わりでしょ。
Q.恐いものはありますか?
A.それはもう、病気は恐いし。自分が気に入ってない作品が発表されたりするのも、恐いっていうのとは違うけど、厭だし。あ、飛行機は恐いな。何かあった時、自分はどう対処するんだろう、と。きっと、そこで誇り高く、なんて言ってられないだろうからね。
Q.宴会で芸をしなければならなくなったら何をしますか?
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A.芸ね。いきなり出来るものなんか持ってないから、まずは準備するだろうね。手品とは言わないけど、やっぱり、ウケる、ということに関してはすごく大切にするからね。
Q.誰かに、もしくは何かに似ていると言われたことはありますか?
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A.たけし(北野武さん)に似ているって言われるのが、一番多いんじゃないのかな?特に最近は、痩せ具合とか?なんとなく似ているよう顔立ちなのかな?
Q.ライバルは誰ですか?
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A.ライバルっていうのは、特定していつも相手のことばかり考えているっていうことでしょ?そういうことは、あまりないかな。周りが頑張ってくれれば自分も頑張れるかな、っていう考え方だね。。
Q.自分の顔、身体の中で好きなところ、嫌いなところはどこですか?
A.好きなところなんか無いよ。嫌いなところっていうのは…もういい歳してとか言われたり、もうちょっと背が大きかったら、とか思ったりするけれど、そこそこの身体ではいるんだから、それで文句は言えないっていうね(笑)。
Q.今、一番大切にしているものは何ですか?
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A.強いて言えば、それは”時間”じゃないでしょうかね。
Q.ファンレターで印象に残っているものはありますか?
A.ありますね。感動的な、あ、いい人だな、って思うようなファンレターは印象に残りますね。あぁ、この人、いい人だなって。
Q.ファンのひとたちに、してほしくないことはありますか?
A.してほしくないことね。何か他のお客さんに迷惑をかけるような、自分本位な態度とかはコンサートを壊したりするから。こっちも不愉快になるし、初めて観たお客さんも不愉快になるしね、それが一番かな。
Q.身体の中にホクロはいくつありますか?
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A.そんなの知ってるわけねェじゃねェか(笑)
Q.「横浜」と言われて最初に思い浮かぶ場所は?
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A.「みなとみらい」近辺です。
Q.気分が落ち込んだ時、どうやって気持ちを立て直しますか?
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A.時が流れれば大丈夫と、もう一度確認しますが、
意味なく「よし!よし!」とも言ったりします。
Q.ジェットコースター(スピード系)とフリーフォール系(高いところから落ちる)どっちが好きですか?
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A.首に良くないので考えたくないです。
Q.子供の頃に描いていた将来の夢、職業を教えてください。
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A.それは、プロ野球の選手ですよ。自分が活躍する姿を思い浮かべながら、毎日寝てましたね。聖光では硬式(野球)を認めてもらえなかったから。硬式やっていたら…まぁどこまでやっていたかわからないけど…でも硬式をやっていないっていうことは、野球をやっていないってのと同じことだからね。野球をやるって才能のことはともかく、運動神経っていうことについては、足とか速くないけど球技に対する自信はすごくあったんだよ。中二、中三あたりで、もしかしたら高校から硬式が始められるかもしれないみたいな、そんなことをずっと考えていて。当時の日記なんかを見ても図柄入りでバッティングについてのポイントをあれこれ書いてあったり…・。でも大学を受ける段階で進路に沿った学校なり、教科を選んでいかなきゃならないわけで、そこからは建築をやること自体にすごく憧れがあったわけじゃないけど、当時、(田中)角栄さんが日本列島改造論を打ち出してて、大活躍の土木・建築って言われたりしてたからどうかなと、まぁ医者っていうのもあって建築と秤にかけたんだけど。ただ両方とも「夢」ってものではなかったんだよね。
音楽も、プロで音楽をやろうっていうのはなかったなぁ、クラシックで身を立てるような教育は受けてなかったし。あれはちっちゃい頃からの勝負だからね。
今思えばバイオリンを断念したのは勿体なかったけど。野球を断念したところにちょっとかぶさるようにして音楽が跡を継いでいったみたいな、そんな感じだったね。音楽やるのはいいなあって思うくらいで目標になるようなものはなかったからね。加山(雄三)さんとかかっこいいなぁ歌謡曲じゃないし、音楽をとってもわかった人なんだなって思ったりしたけどそれがオレもいつかなんて「夢」にはならなかったよ。歌手なんてね、考えないよ。アーティストなんて言業もなかったし。まだ子供で職業を選ぶ器量なんてなくてわかっていたのは自分が音楽を好きだってことだけだったんだと思うんだ。でもとにかく夢じゃなかった音楽を選んだんだからね。おふくろは、医者になれば時間がいっぱいできるから、そうやって音楽やったり絵を描いたりしてやっていけばいいじゃないかって、いつもそう言ってたけど、趣味としてっていうのが中途半端でイヤだったんだな。事務所みたいなところには入ったんだけど仕事なんてほとんど入ってこないし。それでもやっぱり自分たちが演奏して流れてくる音が自分たちにとってすごく魅力的に感じられたんだな。ヒットも出したいけどそんなことは夢のまた夢で……。と言うか、自分たちの「ヒット曲」なんて想像もしてみなかった。コピーしてたクオリティの高い洋楽は、それを演奏するだけで気持ちがいい訳で、♪出会いも 別れも 知らぬまゝに 流れるうたをきいていた~ってまさに喜びだったなぁ(笑)。
ということで、小さかった頃の「夢」は、プロ野球選手になることでした(笑)。
Q.新聞はどこの社のものを読まれているのですか?
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A.朝日です。
Q.人生で大切にしている事はどんな事ですか?
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A.誇りを持つこと。
Q.何か資格とかをお持ちですか?
A.何?資格?運転免許証(笑)。資格はないなぁ。
建築の学士とかそんなの資格でも何でもないからな。な~んもないですね。
Q.子供は好きですか、嫌いですか?その理由は何ですか。
A.昔は嫌いだっですね。子供はなんでこんなにワガママでどうしょうもないんだろうって思ったりしてたけど(笑)でも、それは親のせいでもあるわけで。子供は生まれもって傍若無人なわけだから、公の場所でそれを制御したりするのは親の役目であり責任だからね。最近は、やっぱりキラキラしたところや可愛いところもあるわけだから昔程嫌いではなくなりました。それに悪さをするのはDNAの仕業って解釈もあるからね(笑)
Q.学生時代の勉強の仕方を教えて下さい。
A.国立だったから受験科目も多かったし、一生懸命勉強しましたよ。ただ基本的に「ながら勉強」だったから集中力がなくて、暗記ものは駄目だったなぁ。社会とかみんなよく教科書塗りつぶすじゃない?あれやったら下が見えなくなっちゃって困った事を覚えてるな~(笑)テレビを見てても数学は解けたからさ。そういう物無しで机に向いっぱなしっていうのが出来なかったんだよな。なんか束縛されているって気持が強くなっちゃってね。質問は学生時代の頃の内容だと思うけど、まぁこの歳になってくると音楽の事も映画の事も全部『勉強』って感じ。
Q.最も落ち着いて過ごせる場所はどこですか?
A.人がいっぱいいると気を遣っちゃうけれど、基本的にどこでも落ち着いて過ごせますよ。スタジオとかで、いつもの「最少人数」でなかったりすると、落ち着かなくなっちゃうかな。所在ないひとがいたりすると、そういうひとの「気」が落ち着きをなくすんだね(笑)。
Q.本人に聞くのも何ですが、どのようなタイプのファンの方が多いと思いますか?
A.たぶん、こんなに長く一生懸命応援してくれるファンがいてくれるアーティストってのもそんなにいないと思うんだよ。だから「作品と深くかかわるタイプ」の人が多いんじゃないのかなぁ?言い換えれば一過性みたいなものを追い掛けるような人は少ないんじゃないのかなぁ。
Q.1ヶ月の休み、1年の休みが取れたら何をしたいですか?
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A.何がしたいって…何かしなきゃいけないっていう脅迫感にずっと囚われるだろうね。そう言えば、この前テレビを観てたら、「駅ビアノ」じゃなくて、「家ピアノ」っていうのがあって。久石(譲)さんとか千住明さんとか、立派なピアノを弾く人たちが自分の仕事部屋でインタビューしてたんだけど、(コロナ禍)休み中に、いろいろ反省したり、いろいろ考え直したりしてるって話してたんだよね?で、やベーな、俺はそんなに立派にやれてないなって思って(笑)。普段だったら考えないようなことも考えさせられたっていう。もちろんそういうことがないこともないんだけど、とにかく(コロナ禍で)先が見えないっていうことで時間が使いにくかったから、ここからそれを反省して、まだこれからもそういうことが続くようだったら、もうちょっと建設的なことを考えていかなきゃいけないなとも思うけどな。それがみんなに対してなのか個人的なことなのかっていうのも重要なことだからね。この歳になってきたら、もう個人的なことでいいのかな?60だの、ましては50っていうのとは全然違うからさ。目に入ってくる人の中で70過ぎてって人はあまり多くないからさ。だから、ちゃんと考えなきゃっていう。そういう機会を与えられた気がしたんだよね。お前は何を選ぶんだ、と。だから「この曲が最後になるかもしれないな…」とかだったら…それはどういう曲なんだっていうような。ちょっとお答えするのが難しい話になってしまいました。。
Q.今までにこんなにも長くご自宅にいらしたことはないと思いますが、この機会に新しく始めてみたことはありますか?(コロナ禍期間中)
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A.新しく始めたことはないな。写経やってみようと思って買ったんだけど。宗教とか何も知らないんだけど、とにかく書くっていう。本当はクリエイティブなんだろうけど、ただ繰り返して書くだけでしょ?なんとなくストレスも溜まんないし、考えなくていいから。だいぶ前のことだけど、コンピューターで字が綺麗に書けるようになるソフトがあって買ったんだよ。うまく書けない字があるからそれを克服しようと思ってさ…。それを結構やってたんだけど、なんか自分が嫌いだなって思うような形がOKだったりするわけだよ。自分の美意識とはちょっと違う。それでだんだん冷めちゃってさ…。あれは綺麗で読みやすいけど、やっぱり字は個性があったほうがいいんじゃないかって思ったね。
Q.小田さんは反抗期ってありましたか?
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A.この前、たまたまそのことについて考えていたんだけど…。反抗期はほとんどなかったと思うんだけど、ただ親父とそんなに仲よくなかったからね。今思えば、もうちょっと考慮してもよかったかな、もうちょっと親父に聞いておくべきことがあったかなと思いますね。今更反省してもしょうがないけど、本当に会話が少なかったからなぁ…。
Q.記憶に残っているお母さんへのプレゼントを教えてください。また、お母さんに言われて印象に残っている言葉はありますか?
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A.お袋にあげたものっていうのは…とっても間違っていたと思うんだけど、うちは化粧品屋もやっていたから、そこで買ったものを(笑)ドジだったなと思うけど(笑)。まぁ小っちゃかったからね。小学生だったから。大人になってからあげたものは無いんじゃないかな。お袋からプレゼントもらったこともないし。友達を呼んで誕生会はやってくれたけど、誕生日だからって、プレゼントを必ずもらえたわけじゃないし。
お袋に言われて印象に残っている言葉はいろいろあるんだろうけど、そうそう「人にお金を借りたら倍にして返さないと、その人は返してもらったって思わないから」って言われたのをよく覚えているな。お説教っていうか、勉強しなさいとか本を読みなさいとか言われた記憶はないんだけど、それだけは覚えてるな。それを1回しか言われていないのか、何回も言われたのかは覚えてないけど…教えとしてはそれが一番かな。「好きなことをやりなさい。好きなことをやるのが一番いいから」っていうのはあったけど、生きていく縁(よすが)として受け入れて、そういう気持ちできたなぁ。
Q.自分の行動で若い頃と変わったことはありますか?
A.「挨拶」はできるだけしなきゃ、と。昔は、ほとんど喋らなかったからね。「ヤス(鈴木康博さん)は良いんだよ。でも、あいつ(小田)は生意気だ」って言われて、それはひとえに挨拶をちゃんと返さないからだったと思ったんだ。「よろしく」とか「どうも」とか、思っていても言えないんだよ。それが俺の人生を良くも悪くも左右していたな。それが段々段々、できるようになって。…昔は食べ物屋に入って注文するのも、会話を交わすっていうことになるわけでとっても億劫だったんだよ。知らない人と会話を交わすっていうのがすごくダメだった。プライドが高かったのかな。俺のしゃべる声を聞いたことないってよく言われたけど、だからどうしようっていう気もなかったし、やな奴だったんだろうな。
Q.日本人として誇りたいものはありますか?
A.日本人の優しさっていうのは、やっぱり独特な…なんか儒教とかそういうことに支えられているものがあるのかなぁ。ある意味うわべだけというか、教えみたいな感じがするけれど、実は相当深いものがあるような気がするな。親切さとか…。外国人の旅行客なんかが感動して帰るじゃない?田舎のおばさんとか、そういう人たちの優しさに触れたりして…。それはどこの国でも一緒かもしれないけど、そういうものを強く感じるね。
Q.建築家だったとしたらどんな用途の建物を設計したいですか?
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A.住宅とか、やってみたかったけどね。でも日本でやる場合は制限っていうか、広い土地に自由に作ることができるわけでもないし。建築を自由にやれる環境にないなってね。藤森(照信さん:建築家)っていう同級生がいて、これまでに何回か対談をしていて、今まで(彼についての)予備知識なしで、自分の知っていることだけで対談をしていたんだけど、また(対談を)やることになって、あいつが何を考えて、どう思っているかとか、彼の本を読んだら、いろんなことがわかって、とっても興味深かったし、すっごい下世話でいやらしいところがいっぱいあってさ、それがとっても面白かったんだよ。俺らの世界よりも、もっと下世話なんだよな。ある局面から見ればアカデミックで科学的なんだろうけど、「誰々はこれをパクっている」とか、いろいろあるんだよ。それが笑っちゃう感じだったんだよ。ノーベル賞なんかでも、いろんな人が研究していて誰が先かっていう争いじゃない?それは俺たちが思っているより、ずっと下世話な戦いなんだよ。どうやって人より早く目立って、賞を取るかっていうことだからね。だから村上春樹も、本人は賞は欲しくないって言っているけど、そんなことないでしょ?って思っちゃたり(笑)。だから、昔なら「住居」って思ったけど、だんだんなんか曖昧になって行ったな。普段考えていないけど、建築で目指すところと音楽で目指すところはなんか違うなっていう、もちろん藤森が特殊なのかもしれないけど…彼は歴史学者なんだよ。明治建築を図面に起こしたり、それを40歳を過ぎるまでずっとやっていて、同級生は誰もあいつが何かを建てているとは思っていなかったんだよね。それもいろいろないきさつがあるんだけど、賞を取っちゃったりして。自分の家をやる分には勝手だけど、それを見て「私も作ってください」っていう人が出てくるとは思わなかったようなんだけど、結構現れたんだよ。人と違ったものがほしいと思っているのか、それにはびっくりしちゃったらしくてね。外国からの発注もあるし。まぁ俺にはわからないいろいろなことがあると思うけど、だから簡単には語れないなっていう…。藤森は建築をやり始めた頃、ちゃんとは図面も書けないし、興味があるところは仕上げと材料だけって言ってて、方針は、絶対に誰かと似ない、それから過去の様式美に則らない。その2つだけ…誰にも似せないって知った時はびっくりしたけど(笑)、おまけにパクらないっていう言楽も出てくるし。俺が現役で建築を勉強している頃は、アカデミックで哲学的な捉え方をしていて、建築方法論とかさ、それなのにパクったパクってないの話、それがとっても勉強になったね。アカデミックな建築学会だけじゃなくて、数学会とかサイエンスにしたって、突き詰めればすごく下世話な戦いなんだよ。誰がそれを先に解くかっていう…そしてそれがお金になって、有名になるっていう。全然自分は有名になる気はないんだ、って言っていてもそれがすべてだったり。隈研吾とかも、一時はやっかみ半分で見られていたのが、今は何でもかんでも「クマケン」(に頼めば)になっていると思うんだよ。考えてみれば、学生の頃、みんな黒川紀章になりたいし、チームの中でやる時も設計をやりたいと思っているし、やっぱり建築家のスターだからね。
で、質問に戻るけれど、建ててみたいのは「住宅」。建築設計の課題をいくつかやったんだよ。住宅とか幼稚園っていうのもやっみたし、集合住宅、病院、その中で住宅はこういう家族構成で、子供は小学生と中学生で、おじいちゃんおばあちゃんが同居している、一戸住宅の課題設計とかね。なんかそこにはやっぱりドラマがあるからね。
Q.終活について。考えたくはありませんが、お骨になったら、お墓・樹木葬・散骨、今現在はどのように思われていますか?
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A.あー、なんか樹木葬っていうのがいいなって話をしてたな。お墓はもう入れるところがないし、お参りに来る人もいないし。お客参りも一時、その…親戚が集まって充実してたっていうのも変だけどさ、法事の時とか、子どもがキャッキャキャッキャ言ってるのがいっぱいいて、その後でみんなでめしを食ったりして、また集まりたいねって素直に思えるような時期もあったんだけど。時間が経過していくと人員構成がどんどん変わってきて、昔の人もいなくなっちゃったり、子どもたちももう来たがらなくなって、法事的な行事もどんどん少なくなっていくから…。これからずっと親戚付き合いをしながら終わっていくのかなーみたいなのがなくなってきたからね。田舎に住んでいる人は、そういうのでずっと一生終わっていくわけで、なかなかいいよなーって思ってたけどね。
Q.人生にとって一番重きを置いているものは何ですか?
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A.やっぱり…まあ、ほとんどもう卒業間近なんだけど。とりあえず、自分の期待と期待してくれている人たちの思いに少しでもそえられたらいいなぁっていう。それから、イベンターとかレコード会社とか、そういう仲間たちがいてくれるけど…。それぞれもちろんビジネスでやってるんだろうけど、それでも「あーいい曲書いてくれたな」って思ってもらえるように、っていうことだろうね。
とにかくみんなの期待に応えるっていうこと、途中でコケたとしてもそこで失敗ってことはないんだろうけど、みんなが納得して、自分もある程度納得できるように頑張っていきたいとは思いますね。
Q.人生のターニングポイントはいつですか?
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A.難しい質問だなぁ(笑)。…やっぱり、あの修土論文「建築との訣別」を発表した時は、とんでもないことだったなって思うな…。まぁいいかって思ってた時もあったけど、ここへきてやっぱり池原(義郎)先生(建築家・早稲田大学名誉教授)には本当に失礼なことをしてしまったと思うし…。単純に「君は好きな歌をやっていけばいいんじゃないの」っていうふうには言えなかったろうな。でも、ターニングポイントって言っても、あの場があったから今の僕があるんです、っと言うのもちょっと違うし…。たしかに修士論文発表の会場で、あの日先生に大いに迷惑をかけながら建築に別れを告げたっていうのはあるけど、ひとつの結果としてね。誰にも相談しなかったし。よく決めたなって思うよ。でも、音楽が好きだっていうのはあったけど、音楽を続けていけると思って辞めたわけじゃないからね。「(建築)を辞めるわ」って誰にも言ってなかったし…もしかしたらお袋には言ってたかもしれないな。で、きっとお袋は「そうしなさい」って言ったんだね。俺よりも全然悩まないで…。
Q.ご自身にとって大きかったと感じている"人との出会い”を教えてください。
A.人との出会い?いやー、大きな出会いはいっぱいあるんじゃない?たくさんあると思う。楽曲とかも、人っていう意味ではさ、Beatlesとかも出会ってはいないんだけど。オフコースだってそうだし。人との出会いで大きかったというのは、まぁ優劣というか、大小付けがたいのがありますな。よく思うんだけど、いろいろあったなっていう…。出会いがなかったら、逆にどうなってたのかなって思うよね。「クリスマスの約束」だって、自分の中でもすごい大きなことだったからね。コンサートだって出会いだよね。みんなが来てくれるからさ。来てくれるということによって、触発されるものとか生まれるからね。ひとりひとり会ってるわけじゃないけどさ。その時間を共有してるってことは普通じゃないから。
Q.日記のようなものは今でも書いていますか?
A.まぁたまにね。なんか書いておこうと思って、歌詞書く時のヒントにしたり。ツアーの時とかは、MC絡みでそういうようなものを書くことはあるなあ。
ノートに走り書きで書いてるよ。日常的に日記を今書くのは恐ろしいよね、なんか変な本音を書きそうで…。昔…中学の何年?3年くらいの時かな、今年は日記をつけようと思い立って、大学の卒業後まで10年くらい書いたよ。そういうのを年取ってから読み返したりすることはないけど、とってはある。中学とか高校は試験を失敗したとかさ、野球で打てなかったとか、音楽のあれが好きだとかで、仙台に行ってからは異郷の地でね、一人でホームシックにかかりながら毎日書いてたよ。それだけ続いたんだから、(書くのに)何かすごい動機があったのか、自分っていうものを残さなきゃって思ったのかなぁ…まぁ突然書き始めたから突然止めたんだろうけど理由は覚えてないなぁ。大学出てからも大学院の1年2年目くらいまで、いよいよ社会に出てどう進んでくかっていう時期まで書いてたんだからね。元々記録を残すことが好きだったのかもしれないね(笑)。音楽やり始めてから、映像で記録として残すべきだっていう風には思ったね。野球部の時も記録を残したほうがいいっていう、だからすごく記録をとったよ。それで、俺は通算三割打ってたっていうことがわかったんだから(笑)。
Q.小田さんの”不思議な体験”、教えてください。
A.ディテールを説明するのがめんどくさいけど、事故で入院した時に異様な現象がいっぱいあったと。見えないようなもんが見えたし…まぁそれを今振り返ると、やっぱり興奮状態でそういうことが起こったのかなって思うけど。とにかく、あれは忘れられない出来事だったな、ディテールは省きますが(笑)。
いろんなものが見えて、見舞いに来てくれたみんなに「あれ見える?見えるか?」って聞いても、誰も見えないんで、ああ俺しか見えてないんだなっていう、そういうような体験だったね。本来そんなんが見えたら怖いっていうかもしれないけど、全然怖くなくて…とにかく、自分のことを見ている人がいるっていうような…2日間だったな。3日目には消えた。怪我してすごく痛い痛いって言うような状況でもなかったんだよな、あれ何日目だったんだろう…でも最初の方だよな。それが見えてる時、「痛ぇな」って見てたわけじゃないから…その意識の在り方って言うのも今となってはよくわかんないけどね。おもしろい体験だね。
Q.小田さんの”座右の銘”を教えてください。
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A.ひえ~。…昔好きだったのは「徒然草」にある、「天性、その骨なけれども、道になづまず、濫りにせずして、年を送れば、堪能の嗜まざるよりは~」っていう…要するに才能のない人間でも、努力すれば才能があっても努力しない人を抜き去るっていう、それが好きだったな。自分は音楽的な教育を受けたわけじゃなかったし、たぶんすごく音楽に結びつけて考えていたんだと思う。「徒然草」の第150段だったかな…座右の銘なんて考えたことなかったけど、昔は考えていたような気もするなあ。特にこれが好きだったんだろうな、きっと。
Q.昔と今で、人生観や価値観が変わったところはありますか?
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A.変わらないといえば変わらないし。うーん…昔はやっぱり若いから、いつも目の前の結果を出したいわけじゃん。だから、結果を求めて挫折してっていうことの繰り返しだったけど、年を取ってきて、昔やったことの結果が今になって出たりすることもあるじゃん?「言葉にできない」にしたって、作った頃は誰もが認知するようになるなんて思ってもみなかったけど、多くの人の長い時間を経てそういうことが起こったり…。まぁ今の結果は何十年も先で見ることはできないけど、そういうことだったんだなーって思うと、目先のことは前みたいには気にならなくなったよな。だから信念っていうか、ある程度しっかりした考え方を持って…。ガチガチにつめる必要はないんだけど、今結果を求めてもしょうがないから、とにかく自分が納得するものを、っていうことが身を持って生きてきたから、焦ったり落ち込んだり、いろいろしてきたのはやむを得ないけど、人が、先達が言うようにそういうことだったなーっていう。それから、人のことを否定していることが多かったけど、今はやっぱりそうじゃないんだって、答えはいくつもあるな、それもありかもなっていう、若いやつの言ってることもそういう風に思えるようになったね。許容度が広くなったし、そういう風にするのがいいんだろうね。
Q.人は年を取るにつれて頑固になり、融通がきかなくなるといいます。でも小田さんは年を重ねるにつれてやわらかく、心も柔軟性を増しているように勝手に思っています。とても不思議ですばらしいなぁと思うのですが、何か秘訣はありますか?
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A.やっぱり、ひとりで考えたりするよりも大勢で考えたりするほうが良いからね。間口が狭くなるし、自分ばかりが正しいんじゃないっていうことをさんざん目の当たりにしてきたから。人のアイデアにも「そうか!」って思うことがいっぱいあったわけで、そしてそれは常にあることだから。それはそれで優柔不断になるっていう弱点もあるけどね。それで随分エネルギーを失ってるところもあるし。…どっか意固地になったほうが楽な時もあるし、ま、いろいろかな。迷いが増えちゃうっていうこともあるんだよ。ただ曲作りでも昔は引き出しがなかったから、それで作るしかないっていう。だから先へ進めて行くのも早かったんだけど、今は「こういう方法もあったな」「これもあるぞ」みたいになって、本当に選べなくなっちゃうっていうこともあるから、良し悪しなんだけど…それも戦いですな。要するに無理やりみんなの意見を開いてるわけではないし、なんか意見聞きたいと思うから「君の話を聞かせて」っていうことになるのね。もちろん最終的には自分の生き方で選んでいくと思うけどね。
Q.これまでの人生で一番怒ったことは?またそれは誰に?
A.怒ったことより…一人で腹を立ててたってことはあるけどな…。「お前何やってるんだよ!」みたいなことは言ったことないもんな。そういう人生ですよ。でも、「ありがとう」みたいなことも、それと同様に言ったことなかったから。それがとってもみんなに誤解を招いて…表情もそんなにニコニコしないしね。そうしたことがとっても悪く作用してたから、だからもっと気軽に「サンキュー」って言えてたら大分違うんだけど、それが照れくさくてなかなか言えなかったんだよ。別に悪気があるわけじゃないんだけどさ(笑)。
Q.小田さんの宝物は何ですか?
A.やっぱり書いてきた曲が、みんなが…まぁ自分しか気に入ってない曲もあるけど(笑)、やっぱり一朝一夕に曲を書き続けてこれたわけでもないし、それは宝物になるんだろうな、きっと。自分をここまで引っぱって来てくれたのも書いてきた曲だもんな。建築も一所懸命勉強してきて、何もならなかったかもしれないけど、それもきっと宝物になるんだろうね。宝物っていうのはさ、なくならないものじゃない?どんなに眺めたり、手に取ったりしても減らないもの。
Q.小田さんが緊張されるのはどんな時ですか?
A.ああ、それはね、準備が足りてない時。少々調子が悪くても、準備さえ足りていれば乗り切れるから。逆に言えば、調子が良ければ乗り切れる時もあるけど、準備してきたというのがあったら、それが自分にとっては一番の助けになるな。俺は性格的に「もういいよ、いつでも」っていうのはなかなか…。練習できるならいくらでもやりたいくらいだからさ。
Q.日本という国についてどう思われますか?小田さんの誇れる国とは。
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A.うーん、難しい。おっきなテーマだね。
やっぱり何のしがらみもなく、ちゃんとした政治家、立場になれる人はほとんどいないわけじゃない。だから自分の理想があっても、動きが取れなくなった形で政治家になる人がほとんどだからさ。…そうじゃない政治家がいる国っていうのがあるのかわからないけれど。誇れる国っていうのは、やっぱりみんながしっかり責任を分かち合って、その責任を果たせてる国だろうね。やっぱり権利と義務は一緒になってるからね。権利ばかりを主張せずに義務を果たすっていうことができてる国だろうね。もうそれはすごくシンプル。それは何でも当てはまるからね。簡単だけど、それが一番わかりやすくて正しい答えじゃないのかな。
Q.13歳の中学生男子です。小学校の時、中学校の時、それぞれの一番の思い出を教えてください。
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A.小学校の頃ね…小学校3年の時、須藤先生と言う人が担任で、その先生は生徒の気持ちを掴むのがとっても上手で「今日は天気も良いし体育にしようか!」みたいなことを突然言ったりするから大騒きでね。で、生徒も「先生、天気いいですね!」とか乗っかると(笑)、「君らは乗せるのがうまいなぁ、じゃ外へ出なさい」って乗ってくれるような先生だから大人気だった。良い先生だったなぁ。でその先生が多分、学園祭だったと思うけど影絵をやろうって…。組み立て式屋台みたいなのを作って、スピードが大事だから何分以内に組み立てれるまで頑張って練習しなさいって、小学3年生相手に(笑)。そのセットアップも、勿論影絵の練習もさんざんやって。それが本番とってもうまくいって、すげえウケたんだよ。あ、なんか雪女の怖い話だった。それがもう楽しくて。だからその先生との思い出がどこか根本にあって、企画好きのオレが生まれたのかも知れない。それと、小学校の時に転校したんだけど、それには全然めげなかった、とっても大きな事件だったけどね。最初行ってた小学校は区域外って言うの?バスに乗って行ってたんだ。だから、知らない人、知らない同級生と出会って。で、家の近くの八景小学校に転校した時は、小学校に入る前、近所同士で選んでた子がいっぱいいて、「なんだ、お前ここにいたのか」みたいな、予想もしなかった再会もあったね。
中学はなんといっても、毎日先生に怒られたり立たされたりしている毎日だったんだよ。まぁ別に気にしちゃいなかったんだけど、日記なんか見ると「明日は絶対怒られないぞ」とか誓いが書いてあって、次の日「やっぱり怒られた」って(笑)。それが中2になる時かな…野球部だったんだけど、キャプテンを選ぶということで、あれは誰がどう選んだのか覚えてないんだけどキャプテンになっちゃったんだよ。そうしたらさ、俺より成績がいいやつがいっぱいいるっていうのがすごく気持ちの中で負担で。目的をもって成績を上げようっていう気は、それまで1回もなかったんだけど、キャプテンは成績もよくなきゃダメだって、彼らを抜けないにしても、まぁまぁ頑張ってるぐらいのところにいないと申し訳ないと思って、勉強して、結構成績上がったよね。でもそこから授業中に先生に怒られることもなくなったんだ。中1の時、必ず俺のことを怒る先生がいたんだけど、たぶん俺のことを嫌いだったんだろうな。中1の時は地理かなんかで、中3でまた日本史だったかな?その先生が担当して、そうしたらもう俺が嫌いだから、いきなりまたいじめるわけ。俺はキャプテンで立派な生徒になっているのに(笑)、槍玉に挙げる。それがとっても腹立ったな。それは卒業してからもなんかね、えらくそういう態度で接してきて、それが気に入らなかったなぁ。中学の頃は、授業中、つい隣と喋ったり、なんか我慢できないんだよ。なんかしてないともう退屈なの。だから、席替えの時、席は自由に選べたから、必ず窓際。勉強するやつは窓際には絶対行かないんだよ。気が散るから。そんな生徒でした。
Q.この匂いがすると、季節を感じるとか、特定の場所や出来事を思い出すというような「香りの記憶」があったら教えてください。
A.そういうことには敏感じゃないんだよ(笑)。でも、前に住んでいたところの向かい側に金木犀があったんだよ。すごくいい匂いじゃない、金木犀って。その香りがすると「ああ、そんな季節になったんだな」って思いますよね。
Q.心が落ち着く大好きな季節の情景は?
A.心が落ち着く…やっぱり秋の入り口のあたりっていうのは、もう何もしないでおくのがもったいないような、歩いているだけでいいな、って気分になるじゃない。あと、夏の終わりっていうのも良いよね。そのあたりかな。
春、この頃とてもいいよね。ただ風が強くて落ち着かないけどね。桜が咲くと元気が出る。あ、でも最近春は、人が騒ぎ過ぎるから。ちょっと鬱陶しいかな(笑)。
Q.歳を重ねたからよかったと思えることはありますか?
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A.良かったかどうかはわからないけど、とにかく人見知りだったから…。人と素直に接することができるようになったっていうのが結構自分としては…、昔ならシーンとしちゃうところを「最近どうですか?」みたいな、なんでもない軽い言楽でも交わせるようになったっていうか、それは結構でかいことだな、俺には(笑)。まぁ、バンドから1人になったから…誰かに助けてもらわなくちゃいけないから話さないとね。
歳を取って、図々しくなったっていうのもあるんじゃないのかな?それとなんていうか…ここは一般社会人として「あ、こんにちは」とか言うとところだなっていうのがわかってきたり…。昔は「こんにちは」、「あっ、どうも」っていうようなことさえ言えなかったのね。喫茶店入ってもメニューを注文できないみたいな。それぐらいひどかったんだよ。だから知らない人と言葉を交わすっていうことにとってもとってもエネルギーが必要だったね。だから、例えばスプーンが欲しい時に「ちょっとスプーン1つ貸して下さい」みたいな、そういうようなことも大抵我慢して、不便でもやり過ごしたっていう…。それは変わったなぁ。
Q. もし、小田さんが、今、ご両親に会えるとしたら、それぞれ何を話したいですか?
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A. 親父とはほとんど会話らしい会話をしてこなかったから、何を考えてどういう野心があったのかとか、店(小田薬局)を大きくするっていうことをすごく考えてたみたいだけど、そのどういうところが好きだったのかとか、まぁ、生い立ちみたいな、おじいちゃんが株かなんかで失敗して親父が丁稚奉公に出されてっていうような話は聞いたことがあったんだけど、そういう話を聞いてみたかったなっていう…。お袋も和歌山県にある飛び地の北山村から出て来て、親父とどんな出会いをしたのかとか、なんかそういう話を聞いてみたかったなあ…。兄貴と法事で「あの時はどうだったんだ?」とか、そういう話を聞いたりしてとっても面白かったからね。
Q.小田さんはご自分の性格を一言で表すとどんな性格だと思われていますか?
A.自分は、もう何かというととにかく面倒くさがり屋って言う。
始めると結構一所懸命やるんだけど、基本は何やるにしても面倒くさいなあって考える性格じゃないでしょうか、エンジンかかるまでは。
Q.“あの日、あの時、あの場所”に戻れるとしたら、それはどんなシーンですか?
A.いや、それはもう戻らなくていいな(笑)戻りたいとは思わないし、全部が楽しかったけど、戻らなくていいんじゃね?
Q.小田さんは人生の岐路に立った時、何を優先して先に進む道を選びますか?
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A.建築を辞めて、もう音楽だけやってこうみたいな、すごいわかりやすい岐路だったと思うけど。いやー、あの時は音楽から遠ざかるっていうことは考えられなかったから、音楽は辞めたくないっていう理由だけ。だから、好きなもの、好きなことをしようという、それがずっと続けられることだなっていう風に思ったんじゃないかな。
建築も嫌いじゃなかったしそこそこ勉強してきたけど、辞めるならまだ傷は浅いと(笑)。でも音楽は辞めると傷が深いなっていう。そういう価値判断だったんじゃないのかな?でも親にも誰にも相談しなかったな、建築やろうか音楽やろうかって。なんか相談してもしょうがないっていう感じだったな…
好きなことだったらしんどくても我慢して続けられるって考えたのかな。建築選んだら、「音楽のほうが好きだったんだけど」ってずっと引きずって行くかも知れないって。やっぱ好きか嫌いかだね。
Q.タモリさんと不仲と言われていますが、本当のところどうなんですか?
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A.不仲というか…タモリがどこでどう仕入れたネタかわからないんだけど、昔「オフコースは暗い」って言われて…。そんなふうに言われていたにも関わらず「笑っていいとも!」に呼ばれて、さんま(明石家さんまさん)からだったのかな?それに出て「暗い」って言われていることに関して終わりにしようと思ったんだよ、あまり楽しいことじゃなかったしね。だから清算しようと思ったんだけど、出たはいいけど、会話もなく、終わった時にプロデューサーの横澤さんから「もう二人で和解して、握手して終わりにしましょう」って言われて握手したんだけど、「悪かったね」とかもないし。まぁ別に言ってもらおうと思っていたわけじゃないけど、いつまでも大人げないなっていうのもあったからね。それからずっと顔を合わせていなかったのが、一昨年かもっと前か、「軽部会」っていう、(フジテレビ「めざましテレビ」の人たちとの食事会)時々皆んなで食事をする会があるんだけど、そこで親しくしていた生野(陽子さん)の結婚が決まって、式に来てくれって言われてさ。高島(彩さん)のも行ったし、「じゃあ行こうか」って行ったら、そこに彼もいたんだよ。まぁ、もうこの先会う機会もないかもしれないし、かつて言われたことに対してイヤな感じもないし、そこでシカトするのもあれだから一言挨拶しておこうかなと思って、席に行って握手した時に、彼が「ずっと気になっていたんだ」って言うわけさ。どういう意味だったかはわからないけど、ずっと気になってたんだな、じゃあここに来て「握手しよう」と言ったのは正解だったんだなって。俺はその結婚式でちょっと歌ったんだけど、その時に「生野の結婚式のこういう場で言うのは相応しいことではないと思うけれども、この式のおかげで先ほどタモリさんと和解しまして」って言ったらバカ受けしたんだよ(笑)、それ以来会ってないけど、まぁちょっとした事件だったよ(笑)。
Q.小田さんが「大切にしているもの」を教えてください(形あるもの、ないもの、どちらでも構いません)。
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A.大切にしているものは…結局自分のやってきた仕事は、ほとんどの人がそうだと思うけど、自分一人じゃできないことばっかりだから、たくさんの人たちに助けてもらって、手伝ってもらって、それでようやく目指したところへたどり着けて、まぁひとえに周りの人たちが大切と言うことで。皆の存在なしでは何にもできなかったんじゃないかな。
映画の撮影の時も、こんなにいっぱいスタッフがいるんだなって…。時にその人数に負けそうになって、こんなにいて大丈夫かなって(笑)。ツアーもそうだよね。100人からの人たちが支えてくれて、みんな片付けている横を「お先~」って帰る時に、ほんとにありがたいって思う。
どれひとつ取っても自分一人でできたものはないなっていう。ちょっとした相談から、大きなプロジェクトも、やっぱりやってきたことは、どれもみんなが支えてくれてたどり着いたことばかりなんで、スタッフ、周りの友達が一番大事なこと、大切にしていることじゃないですかね。それで、みんなで結果を共有する、それはとっても充実するし思い出も残るし。振り返って話をする時とか、とっても大事なことなんだって感じますね。
Q.もし、もう一度生まれ変わらなければならないとしたら、また今の小田さんの容姿性格のまま生まれ変わりたいですか?別人になりたい場合は容姿、性格に希望はありますか?
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A.その生まれ変わらなければならないっていう条件が付いてるから、ちょっとあれだけど。「山寺」(山形)に御当地(紀行)で行った時に、ここから先が来世ですよ、とか言われて、その時に「もう来世はいいです」って言ったんだけど(笑)もう一所懸命生きて幸せにやってこれたんで、また生まれ変わって、同じ苦労しなくていいやって、充分頑張りましたって。
Q.横浜で一番好きな風景を教えてください。その場所、時間帯を教えてください。
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A.うーん…やっぱり聖光(学院)とか行くとね。同級生の地主(道夫)が設計して当時と建物が変わってしまったけれど(笑)。やっぱり、そこになるのかな。この場所で、一生懸命野球やったり、勉強したなっていう…。そういう気持ちになるからね。
Q.娘に「生きてゆくのに大事なことは何ですか?」と深い質問をされました。小田さんならどのように答えますか?
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A.難しいね…なんだろう…「ひとを大切に思う」ってことだろうな。それが、この二人の関係のような、親子だったり、あるいは友達だったり…やっぱり人を大事にしないと、生きていく甲斐というものも生まれてこないような気がするな。もちろん自分のことも大事だけど、やっぱり人を大事にするってことがあって、自分を大事にするんだろうし。
Q.周りからどんな人だと言われますか?
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A.なんか「プレッシャーマン」とかいろいろ言われてたっけ、あんまり当たってないと思ってたんだけど、昔は嫌な奴だってすごく思われてた。学生の頃はそんなことなかったと思うんだけど、この仕事入ってからなんかいけ好かない奴みたいなって思われてたんじゃないのかな。それが最近になって、ああそうだ、きっとそうだったんだろうな~って思うようになったり…。要するに口数が少ないから、黙っているやつって嫌な感じじゃん。それで黙ってるのは良くないな、相手が何かを投げかけているのに対しては、ちゃんと答えないと失礼だなって思うようになった。喋らないっていうのは面倒くさいということもあるけど、やっぱり投げかけられた問いとかじゃなくても挨拶、愛想に対してはちゃんと「あぁ、どうも~」って言わなきゃって思うようになったよ。
喋らないまでもニコニコできればね。ある時、鏡見たら自分が思ってる顔と全然違うっていうのに気付いて、たいてい面白くない顔してたんだよ。だからみんなの判断が正しかったんだね。それからは一生懸命表情を柔らかくしてようと思って。でも直らないのよ(笑)。身に付いちゃってるから。でも、悪気がないからってことで皆さんひとつよろしくお願いします。
Q.幸せになるために必要なことはどんなことだと思いますか?
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A.いや~、ただただ一生懸命生きてきたからって幸せになれるとは限らないからね。やっぱり自分のやりたいことをやれている人だと思うな。それに尽きるんじゃないかな。こうじゃないんだよな~って、思って生きるのはやっぱり不幸だよね。
Q.日々の生活で幸せと感じる瞬間(とくべつな時間)を伺えますか?
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A.特別な時間ていうのは、やっぱり歌でも歌っているように、「君のためにありふれた明日だけを願う」って、そういうことではないでしょうか。何もないことが幸せだと。空を見上げた時に、あぁ今日はきれいだなっていうような。やっぱり桜の時期だと来年も見れるかなって。もうそれは冗談じゃなくて、そういう風に思うもんね今日はゴルフだから、ワクワクするっていうのも別の意味ではあるけど、それも健康だからできるわけで。ありふれた日常と健康ですな。
Q.心に残っている先生からの言葉やお話はありますか?
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A.いっぱいあるけど…美術の先生が「私が長年美術の教師をやっているけれども、初めてAの二重丸をつけた絵があります」って俺の描いたデッサンを立てかけてくれたんだよ。それは感動したな。その先生は有名だったんだけどね。吉崎(道夫)先生(日本画家)に褒められたことは無いんだ。
あと中1の時の音楽のちょっとユニークな先生、学校に外部のチャラチャラした音楽を持ち込んではいけないっていう規則があったんだけど、先生は平気でポピュラー音楽みたいなものを演奏してくれたり、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」とかいう曲をかけて、それを聴いた時に浮かぶ情景とか気持ちを文章にして書きなさいって、そんな課題を出したりするすごくユニークな先生だった。きっとそれに対する反発もすごいあったと思うんだよな。
俺たち何人かすごくそういうのが好きだってことを知ってて、授業が終わって「ちょっと残れ」って言われて。で、俺は当時バイオリンを習ったりしてたから、音楽がちょっとできたんだよ。それである時、8小節の曲を書けって課題が出て、みんな書かされて、で俺が持っていったら先生がそれを弾いてくれたんだよ。多分、俺が音楽が好きだから、どんな曲が返ってくるかなって期待してくれてたんだと思うんだけど、そしたらさ、その先生がなんかすごくがっかりしたような。たぶん俺の作った曲はまとまってるけど面白くもなんともない、そんな曲を書いていったんだな。シーンとしてみんな聴いてくれたんだけど、先生からは何も言わずに戻されて。それをすごく覚えてんだよな。先生にとってはその俺の8小節は、ほろ苦い、まとまりのあるつまらない8小節だったんだろうなって。それに俺自身、先生を納得させるようなことをやってやろうっていう意識が強かったのかもしれない。だから自分でがっかりしちゃったんだろうね。
Q.若い時、「夢」はありましたか?それは今叶っていますか?
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A.若い時からの夢。そうだなぁ、音楽が好きで…。まぁ夢が叶ってっていうそういう考えはないけど、結果的に見れば自分がやりたいように生きてきて、それを聴いてくれる人がいてくれて、ありがたいことだと思いますよ。きっと100%以上、夢は叶ったんだと思うな。自分が予想してなかったことまで含めてだからね。