先日の打ち上げでツアースタッフのひとりが「ツアーいつやるんですか」と聞いてきた。「お前いつやるって、やっと終わったばかりじゃねぇかよ」「まぁそうですけど、早くやりたいっすよねツアー」
「・・・」。コイツの言いたいことは、理屈を越えてよく分かった。きっとみんなの気持ちと一緒なんだろうなと思うと、このツアーで考えてきたことがもう一度よみがえってきた。前に出て行って「さよなら」を歌っている時、ステージ前の方の人たちは後ろ姿じゃなくてちゃんと正面から見たかったんだろうな、どんなに頑張ってもやっぱり3、4階の人たちには最後まで遠かっただろうなと思ったこと。あの歌もこの歌も歌ってあげたいなと思ったこと。それぞれの場所で出会ったたくさんの笑顔、素直に手を振って応えてくれた信じられないくらい多くの人たちに、何度でも、いつまでも「どうもありがとう!」と叫びたかったこと。それにしてもどうしてこんなにいっぱい来てくれるんだろうと思ったこと。ご当地、しんどかった時、「楽しくやらなきゃ意味無いじゃん、でなきゃきっとみんなだって見てて楽しくないぜ」と何度となく気合いを入れ直したこと。「 same moon 」のツアーを乗り越えるのは難しいと思っていたけれど、来てくれたみんなと相変わらずステキなスタッフたちの不思議な力のお陰で、今まででいちばん感動的なツアーができたこと。自分が音楽を通してやりたいと多分ずっと思って来たことが、ようやく目に見える形になってきたんだと思ったこと。そのスタッフに「・・・そうだな」と答えた。またステキな思い出がたくさんできた。全国各地のみんな、ほんとうにありがとう。「とにかく待ってくれている人たちがいるなら」とまた最初の気持ちに戻って行く。どんな歌を、どんな想いで待ってくれているんだろう。準備が出来たらまた飛んで行くよ。君住む街へ。